施術内容


鍼灸治療

鍼灸治療は2000年以上前に中国で発祥し、6世紀の飛鳥時代に日本に伝えられました。
701年に制定された大宝律令の医疾令には、医博士、鍼博士、按摩博士などが官職として規定され、鍼灸や按摩が医療として行われていました。
その後、約1500年間で日本独自に発展し、現在まで引き続き行われています。
近年では、欧米諸国やその他の世界中の国々・地域で行われています。
特にアメリカでは、鍼治療が積極的に利用されています。
例えば、アフガンイラク戦争に従軍した兵士に発症したPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療に鍼治療が行われています。
また、世界有数の癌専門病院であるテキサス州立大学 MDアンダーソンがんセンターやメモリアル・スローン・ケタリングがんセンター、ハーバード・メディカルスクール関連の医療機関であるマサチューセッツ総合病院をはじめ多くの医療機関で鍼治療やマッサージ療法などが、がん患者などの補完・代替療法として提供されています。
鍼治療の研究もハーバード大学やスタンフォード大学、カリフォルニア大学など全米の多くの著明な大学で行われ、現在では鍼治療の効果やメカニズムが科学的に証明されています。
2010年には、「伝統中国医学としての鍼灸」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。


鍼灸治療の効果

鍼や灸の刺激は、中枢神経系(大脳皮質など)に伝達され、全身に様々な効果を発揮します
鍼や灸の刺激は、中枢神経系(大脳皮質など)に伝達され、全身に様々な効果を発揮します

鍼や灸を用いて体表(皮膚表面)にあるツボ(専門的には腧穴といいます)やツボ以外の部位に刺激を与えることによって、生体に作用させ様々な臨床効果を引き出します。
鍼灸治療の効果は、鍼や灸をした部位(局所)だけでなく、全身に作用します。
主な効果としては、

①鎮痛効果(痛みの緩和)

②血行促進,③免疫機能の活性化

④自律神経調整作用(循環器や消化器、泌尿生殖器などの内臓の働きを助ける)

⑤リラクゼーション効果

⑥ホルモン(内分泌系)調整効果

⑦脳神経系の活性化

などが期待できます。


鍼治療

鍼治療は、鍼を皮膚表面から皮下、筋肉内に刺入し、主にその領域の神経を刺激(機械的刺激)することで全身に作用します。
鍼治療には、直径0.1〜0.2mm程度(髪の毛くらいの太さ)の極めて細い鍼を使用します。 極めて細い鍼を使用しますので、ほとんどの場合、鍼が刺入されても何も感じないことがほとんどですが、たまにチクッとする程度の痛みを感じることがあります。
また、鍼治療の鍼には、「鍼のひびき」と呼ばれる鍼特有の感覚が生ずることがありますが、これはチクチクとした痛みではなく、ズーンとした重だるい感覚で、個人差はありますが、不快なものではなく、人によっては心地よいと言われる方もおられます。
鍼治療には、滅菌・個別にパックされたディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用するので、血液を介して病気が感染することはなく衛生的です。


灸治療

お灸は艾(もぐさ)を皮膚上で燃やして熱刺激を与える施術方法です。
ひと昔前までは艾と線香が多くの家にあり、古くからセルフケアとして家庭で行われていました。
灸治療の方法には、直接灸間接灸があります。直接灸は、多くの場合、米粒大あるいは半米粒大の大きさの艾を皮膚上に直に置き、艾を燃焼させますので、艾が完全に燃え尽きるまで燃焼させると熱痛と水ぶくれ、軽い火傷を生じることがあります。
ただし火傷を防止するために、艾が燃え尽きるまでに途中で火を消すこともあります。
間接灸はいわゆる温灸のことで、台座の上に艾がのっている台座灸や皮膚から少し離して行う棒灸など直接、皮膚を燃焼することはありません。
直接灸に比べて水ぶくれや火傷になることはほとんどありません。心地よい温感が得られリラクゼーション効果や血行を促す効果があります。


あん摩マッサージ指圧

あん摩
あん摩(按摩)の按は「おさえる」、摩は「なでる」を意味しています。東洋医学の気血や経絡を調整する考え方を取り入れ、衣服もしくは手ぬぐいなどを皮膚に当てた状態で、体の中心から手足に向かい施術していきます。

マッサージ
マッサージは、血液やリンパ液の流れをよくするためにオイルやパウダーを用いて、手足から体の中心に向かって皮膚を直接刺激していきます。

指圧
指圧は、 特定の疾病治療や健康維持を図るために衣服の上から、指や手掌(手のひら)等を用い、体表の一定部位を押します。

※「あん摩」「マッサージ」「指圧」は、複合的な手技療法で刺激を与え、身体のコリをほぐしたり、疾病の予防や治療を行います。